こんな深夜に テキスト版2

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全ての壁を取り払い学者技術者を結集して土壌汚染除去を研究せよ1/2 - 丁稚47歳

2011/04/10 (Sun) 16:24:29
*.infoweb.ne.jp

福島原発事故は未だ収束してはいない。
この緊急時に原子力科学者・技術者
さらにはプラント技術者・土木建築技術者・防災科学者等々
日本中の学者や技術者、関係した職人の結集が必要である。
さてこれ程の大事故を収束させて復旧させるためには
明確なストーリーが無ければならない。
今の政権は、どこまで明確なストーリーを示せるのか?

私は4月7日に原発事故収束が前提として
土壌汚染の浄化法の可能性を書いた。
福島原発事故により拡散してしまった放射性物質を
ひまわり等、特定植物に吸収してもらい
汚染された土壌を浄化する手法で
ファイトデメレーションという考えである。
食物連鎖で放射性物質の濃縮作用があるのを逆手にとり
ひまわりや特定植物に放射性物質を吸収してもらう

では、その後吸収した植物をどう扱うか?が問題で
この掲示板にも色々と書いたが
放射性物質を植物から分離する手法というか構想を
具体的に書いていませんでした。
この分離方法がないと明確な目標というかストーリーになりません。

その手法のヒントが「リグパル」です。

私の好きな番組の中でTBSの「夢の扉」があります。
先週放送が終了して
本日からは”夢の扉+(プラス)”となり
装いも新たに放送されます。

この夢の扉で2010年11月7日に紹介された
「木から作るプラスチックで世界を変えたい」
この中で紹介された技術が重要であると考えます。
http://www.tbs.co.jp/yumetobi/backnumber/20101107.html

木から作られたプラスチックは
「リグパル」
開発者は三重大学大学院の舩岡正光教授。
この技術で作られたもので有名なのは
愛知博覧会でトヨタが展示した
一人乗りコミューターのi-unit
そのボディがリグパルで造られている。

この技術があれば
ひまわりや特定植物が吸収した放射性物質を
植物から分離、回収するストーリーができる。

全ての壁を取り払い学者技術者を結集して土壌汚染除去を研究せよ2/2 - 丁稚47歳

2011/04/10 (Sun) 16:28:12
*.infoweb.ne.jp

4月7日に記載した、放射性物質を吸収した植物の活用法
ひまわりの種はバイオディーゼル
トウモロコシも同じく使える植物である。
種以外の部位や、他の植物は堆肥つくりを活用して
メタンガスを造る
そして造った燃料は原子力発電所の管理用電源の燃料にすると
だが、燃料を作ったあとの植物のカスには残留する放射性物質がある。
さて植物のカスは殆どが植物繊維である。

植物の細胞壁が繊維質となって残り
通常は土中細菌類が分解して土に返っていく
人は植物を食べたり、活用して文明を作ってきた
その代表格は植物の繊維で作る紙である。
植物の繊維の代表格は紙に使われるセルロースと
・ヘミセルロース
・リグニン がある
これらの植物繊維を溶かし、または分離できれば
あとは放射性物質の特性上、重い質量であるので
核燃料の製造方法と同じで遠心分離機で分離できる。

学術的な分類に囚われることなく
日本全国にある研究者や技術者の総力を挙げ結集させ
この未曾有の危機に立ち向かい。
放射性物質の汚染から前に進みたい。
たとえ僅かな可能性であっても挫けることなく前を向きたい。

★細胞壁-1.植物の細胞壁
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%B0%E8%83%9E%E5%A3%81

★ヘミセルロースの除去は紙を作る過程のパルプ化で既存の技術である
セルロースの分解はセルラーゼで行える
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%BC

★リグニンが課題であるが、近年リグニンの溶解や再利用が可能になっている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%82%B0%E3%83%8B%E3%83%B3

<参考1>リグニン分解:白色腐朽菌
リグニンとダイオキシンは分子構造が似ているため
ダイオキシン汚染土壌の浄化用に、バイオレメディエーション技術が研究されている。

<参考2>白色腐朽菌によらないリグニンの分解は
三重大学が72%硫酸中フェノール溶液での加水分解などが知られている。
愛知博覧会でトヨタが一人乗りコミューターのi-unitを展示したが
そのボディに使われていたのは植物繊維リグニンを分離加工した
木材から作った再利用可能なプラスチックである
開発者は三重大学大学院の舩岡正光教授。

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